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色絵磁器(十三代今泉今右衛門) 【本人紹介】 十三代今泉今右衛門(いまいずみ・いまえもん 1926〜)。江戸時代の鍋島藩直営の窯の技法を継ぐ13代目。薄墨や吹墨の技法を取り入れるなど、鍋島の新境地を開いた。 |
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色絵磁器(十三代今泉今右衛門) 【絵書座】 今右衛門の工房は、十三代を中心にした分業制で、各工程の専門職の技が集結して色鍋島が生まれる。文様を担当する絵書座だけでも、線書き、赤絵つけなどに分業される。 |
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色絵磁器(十三代今泉今右衛門) 【菊もみ】 色鍋島の白い陶肌となる陶石を砕き、水に溶かして漉し、砂粒をのぞいて陶土を精製する。陶土は何百回ももみこみ、土の中の空気をのぞき、土の粒子を均質に整える。 |
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色絵磁器(十三代今泉今右衛門) 【轆轤(ろくろ)成形】 陶土を轆轤にのせ、両手を水で濡らして土を引き上げたり、縮める作業を繰り返して土を均一にする。篦(へら)などを用いながら形を整えていく。 |
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色絵磁器(十三代今泉今右衛門) 【削り】 叩き板で打って引き締め、糸で縁を切り、轆轤からはずす。乾燥後、削り鉋(けずりかんな)で、厚みや表面を均一にし、高台(こうだい)を削り出す。晒布(さらし)で水拭きして表面を滑らかに仕上げる。ここでは、糸で縁を切っている場面を紹介している。 |
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![]() 匠の技と心 ⇒ 陶芸 ⇒ 色絵磁器(十三代今泉今右衛門) 【下絵つけ 骨描きとだみ描き】 窯で素焼きしたのち、下絵つけを施す。呉須(ごす)という青色の絵の具で、文様の輪郭を描き、だみ筆という鹿の尾で作った筆で輪郭の中を濃淡をつけて塗る。 |
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![]() 匠の技と心 ⇒ 陶芸 ⇒ 色絵磁器(十三代今泉今右衛門) 【下絵つけ 吹墨(ふきずみ)】 十三代は色鍋島に新しい技法を取り入れた。ひとつは、絵具を吹きつけてぼかし文様を表す吹墨。そして、灰鼠色に発色する釉薬を下絵つけで施す「薄墨(うすずみ)」の技法である。 |
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色絵磁器(十三代今泉今右衛門) 【柞灰(いすばい)】 マンサク科の常緑高木である柞(ゆす)の樹皮を焼いてつくった灰を柞灰という。この柞灰から今右衛門特有の釉薬がつくられる。鍋島の格調高い色絵を引き立てる上品な乳白色の素地が生まれる。 |
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色絵磁器(十三代今泉今右衛門) 【施釉(せゆう)】 下絵つけの終わった器に釉薬を掛ける。厚過ぎては剥げやすくなるため、適度な薄さで、ムラなく均一に施さなければならない。施釉後は、よく乾燥させておく。 |
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色絵磁器(十三代今泉今右衛門) 【本焼き】 器を窯に詰め、松の薪で燃やし、600度位から1300度まで温度を上げながら二昼夜にわたり焼成する。途中、「あげて見」という試作品を出して、焼成状態を確認して火加減を調整する。 |
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![]() 匠の技と心 ⇒ 陶芸 ⇒ 色絵磁器(十三代今泉今右衛門) 【赤絵具の調整】 鍋島の上絵描きの専門職だった今右衛門家の赤絵具調合は秘伝。しかし、十三代は、秘伝のみではなく、経験で培った焼き加減などのカンも大切であるという。 |
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色絵磁器(十三代今泉今右衛門) 【絵つけ】 本焼き後、下絵の出来の悪いものや歪んだ器はのぞかれ、赤絵つけに進むのは約半分。下絵に沿って、線を入れ、濃淡をつけて色を塗っていく。赤、黄、緑の三色で仕上げる。 |
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色絵磁器(十三代今泉今右衛門) 【赤絵窯】 絵つけの終わった器を再び窯に入れて、800度程度の低温で焼き上げる。 |
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色絵磁器(十三代今泉今右衛門) 【作品紹介】 「色鍋島吹墨菊文鉢」。色鍋島の端正な美しさに、十三代の意匠と技法が融合している。「毎日使って楽しく、心休まる焼き物を作りたい」と十三代はいう。 |
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色絵磁器(十三代今泉今右衛門) 【今右衛門家の外観】 鍋島は、江戸時代に鍋島藩主が将軍や幕府へ献上する陶磁器を生産するために開いた窯。造形、絵つけ、意匠すべてに完璧さが追求され、気高く優雅な陶磁器として洗練されていった。 |
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色絵磁器(十三代今泉今右衛門) 【紹介画像一覧】 ここで紹介されている画像の一覧。 |