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玉鋼製造(たたら吹き)(安部由蔵・木原明) 【本人紹介】 安部由蔵(あべ・よしぞう 1902〜95)。木原明(きはら・あきら 1935〜)。日本刀の製作に欠かせない玉鋼をつくるたたら吹きの責任者である村下(むらげ)。長く絶えていたたたら吹きを復活させた。 |
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玉鋼製造(たたら吹き)(安部由蔵・木原明) 【炉の土つくり】 砂鉄を熱する炉は、土でつくる。その土は三日三晩燃える炎に耐えるよう鍬を使って掘り返し、素足でよく練り、粘りを出す。一に土、二に火、三に村下といわれる程、たたらにおいて土は重要とされる。 |
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![]() 匠の技と心 ⇒ 金工 ⇒ 玉鋼製造(たたら吹き)(安部由蔵・木原明) 【下灰づくり】 炉を築く前に、たたら炉の保温と乾燥をはかるため、地下に木炭と砂利などでできた本床(ほんどこ)や排水溝を埋める。さらにその上に燃える炭を置き、棒で叩きしめることにより、水気を除き保温性を高める。これを下灰づくりという。この基礎の上に炉がつくられるのである。 |
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玉鋼製造(たたら吹き)(安部由蔵・木原明) 【築炉(ちくろ)】 下灰の上に炉を築き始める。その寸法は古来より決められたもので、長さ2m70cm、高さ1m25cm、幅95cm。責任者である村下が厳密に測ってつくる。 |
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玉鋼製造(たたら吹き)(安部由蔵・木原明) 【元釜】 炉の底となり、熱した砂鉄を受け止める、元釜をつくる。ここに最終的に巨大なケラという鉄の塊が精錬される。 |
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玉鋼製造(たたら吹き)(安部由蔵・木原明) 【炉に孔をあける】 たたら吹きの際にノロを出すための湯地穴(ゆぢあな)を元釜の正面と裏面にあける。そして、元釜の側面には通風の孔をあける。通風の孔の位置や角度は、炉内の温度に影響を与えるため、長年の経験を積んだ村下が行う。 |
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玉鋼製造(たたら吹き)(安部由蔵・木原明) 【中釜】 元釜の上に土をブロック状に固めて積み上げ中釜をつくる。最後にケラを取り出すときに、炉を崩しやすくしておく。 |
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玉鋼製造(たたら吹き)(安部由蔵・木原明) 【乾燥】 中釜ができた段階で、炉の中で炭をたいて一晩乾燥させる。土が締まり、炉を堅牢なものにする。 |
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玉鋼製造(たたら吹き)(安部由蔵・木原明) 【炉に送風管を入れる】 上釜を継ぎ足して、たたら炉が完成。元釜にあけた孔に、「木呂管(きろかん)」と呼ばれる送風管を左右20本ずつ取りつける。木呂管は別室にある送風装置である鞴(ふいご)に繋げる。 |
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![]() 匠の技と心 ⇒ 金工 ⇒ 玉鋼製造(たたら吹き)(安部由蔵・木原明) 【砂鉄入れ】 製鉄の守り神「金屋子(かなやご)神社」に、たたら吹きの成功を祈願。木炭がこうこうと燃え盛る炉に、二人の村下が砂鉄を入れる。炎が唸り(うなり)声を上げ、不眠不休のたたら吹きが始まる。 |
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玉鋼製造(たたら吹き)(安部由蔵・木原明) 【ノロ】 砂鉄や木炭などが溶解した後の不純物であるノロを釜から流し出す。土でふさいでいた湯地穴をあけると、ノロが流れ出てくる。 |
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玉鋼製造(たたら吹き)(安部由蔵・木原明) 【燃えさかる炉】 村下は、炎の勢いと色、そしてノロの量や色を見て、炉内の状況を読み取り、炉内への送風の強さ、木炭や砂鉄の投入量を調整する。 |
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![]() 匠の技と心 ⇒ 金工 ⇒ 玉鋼製造(たたら吹き)(安部由蔵・木原明) 【ケラの誕生】 最後の砂鉄を入れ終わったら、村下の判断で送風を止め、炎が静まるのを待つ。炉を解体し、釜の底にたまったケラを取り出す。10トンの砂鉄、12トンの木炭から、2.5トンのケラが精錬された。 |
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玉鋼製造(たたら吹き)(安部由蔵・木原明) 【できた玉鋼】 まだ炎の残るケラを外に運び出し、冷ます。このケラの中の、不純物の少ない品質の鋼を「玉鋼(たまはがね)」という。鋭利でしなやかな日本刀は、この玉鋼から生まれる。 |
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玉鋼製造(たたら吹き)(安部由蔵・木原明) 【船通山】 たたら吹きが伝承される島根県の船通山(せんつうざん)の山裾では、古来から良質の砂鉄が産出した。白鷺にのった金屋子(かなやご)という神様がたたら吹き製鉄法を、この地に授けたという伝説が残る。 |
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玉鋼製造(たたら吹き)(安部由蔵・木原明) 【紹介画像一覧】 ここで紹介されている画像の一覧。 |