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刀剣研磨(小野光敬) 【本人紹介】 小野光敬(おの・こうけい 1913〜94)。16歳で刀剣研磨の道に入り、25歳で本阿彌光遜に師事。東京国立博物館の刀剣室に勤務し、正倉院の刀剣148口を研磨した。 |
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刀剣研磨(小野光敬) 【下地研ぎ1】 刀身を砥石で研磨して、錆や刃こぼれを除き、姿形を整えるのが下地研ぎ。約6種類の砥石を用い、目の荒いものから細かいものへと変えて、刀身に残る砥ぎ跡を消していく。 |
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刀剣研磨(小野光敬) 【下地研ぎ2】 足で砥石の踏み木を押え、右手で茎(なかご)という刀の根元を握り、左手で刀身を軽く押さえて、研磨する。右手左手の押し引きの加減によって、本来の刀身の美しさが引き出される。 |
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刀剣研磨(小野光敬) 【研ぎ目を見る】 白熱灯の下で下地研ぎの仕上がりを確認する。光をあてることで、かすかに残る砥石の砥ぎ跡が浮かび上がる。 |
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刀剣研磨(小野光敬) 【仕上げ研ぎ1(刃の部分を研ぐ刃艶砥)】 刀身に艶を出す仕上げ研ぎに進む。「内曇砥(うちぐもりど)」の薄い破片に吉野紙を漆で貼りつけた「刃艶砥(はづやど)」で、刀身の根元から上に向かって研ぎ上げる。 |
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刀剣研磨(小野光敬) 【仕上げ研ぎ2(地の部分を研ぐ)】 「鳴滝砥(なるたきど)」を細かく砕いた「地艶砥(じづやど)」で、最後の研ぎを行う。地艶砥の使い方で、刀身の地肌や色艶の美しさがどこまで引き出せるかが決まる。 |
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刀剣研磨(小野光敬) 【金肌拭い】 金肌(鉄が酸化してできた皮膜)を焼いてすりつぶしたものを椿油で溶いた液を、布につけて刀身に置き、綿を使ってまんべんなく磨く。この金肌拭いによって刀身の地鉄が青黒く染まる。 |
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刀剣研磨(小野光敬) 【角の粉(つのこ)を塗る】 刃の部分に鹿の角を焼いて粉にした「角の粉」を塗る。角の粉は、刃の脂を除くだけでなく、その白さによって地鉄の黒さを見極める役割も果たす。 |
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刀剣研磨(小野光敬) 【刃取り】 金肌拭いによって刀身が少し青みを帯び、刃文の一部が黒くなってしまうため、刃の部分だけを「刃艶砥」で再び磨き、白く修正する。 |
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刀剣研磨(小野光敬) 【磨き】 刀身の棟(むね)と鎬(しのぎ)の部分に光沢を出すため、磨き棒という硬い鋼の棒で、丁寧に磨いていく。 |
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刀剣研磨(小野光敬) 【切先の仕上げ】 切先を仕上げるのが最後の工程で、その工程のことを「なるめ」という。 |
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刀剣研磨(小野光敬) 【刀剣の切先】 研磨の仕上がった刀身。切先は、刀身の格調を決定づける重要な部分とされる。 |
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刀剣研磨(小野光敬) 【刃文の美】 研師の手によって、刀工が精魂を込めて鍛え上げた地鉄、刃の色や刃文が蘇る。研師の押し引きの調子、さまざまな砥石の選択などが、刀剣の仕上がりの成否を決める。 |
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刀剣研磨(小野光敬) 【刀剣全体】 刀剣をじっくり観察して、本来持っている、地肌の輝き、形、刃文を引き出すのが研ぎ師の役目。優れた刀剣に触れつづけて鑑識眼を養うことが大切だ。 |
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![]() 匠の技と心 ⇒ 金工 ⇒ 刀剣研磨(小野光敬) 【コメント】 数多くの名刀を研磨してきた小野さんは、「刀工の技量と鉄の美しさを表現するのが研師だと思う。いい研ぎをするためには、名刀に圧倒されないだけの技量と鑑識の両方の要素が必要となってくる。」と語る。 |
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刀剣研磨(小野光敬) 【紹介画像一覧】 ここで紹介されている画像の一覧。 |