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匠の技と心染織喜如嘉の芭蕉布(喜如嘉の芭蕉布保存会)
喜如嘉の芭蕉布保存会紹介
沖縄本島の北のはずれにある喜如嘉(きじょか)。この地では1500年代から、植物の芭蕉から糸を取り布を織る芭蕉布が作られてきたと考えられている。戦後、衰退しつつあったその技法を、平良敏子さんら喜如嘉の婦人達が伝承している。

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匠の技と心染織喜如嘉の芭蕉布(喜如嘉の芭蕉布保存会)
糸芭蕉
バショウ科の大型多年草で中国原産。高さ5メートルに達する。芭蕉布は、糸芭蕉の繊維で作った淡茶無地または濃茶絣の織物である。さっぱりとした着心地で、南国の夏の衣料として愛用されてきた。

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匠の技と心染織喜如嘉の芭蕉布(喜如嘉の芭蕉布保存会)
苧剥ぎ(ウーハギ)
沖縄本島では、糸芭蕉やそこからとれる繊維のことを「苧(ウー)」と呼ぶ。苧剥ぎとは、芭蕉を伐採して皮をはぐこと。繊維の質によって、ウァーハ(上皮)、ナハウー(中皮)、ナハグー(内皮)の三種類に分けられる。

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匠の技と心染織喜如嘉の芭蕉布(喜如嘉の芭蕉布保存会)
苧炊き(ウーダキ)
苧剥ぎした皮を表裏二枚にはぎ、2〜3枚に裂いて束にしておく。これを木灰と水を沸騰させた大鍋に入れて20〜30分煮るのが「苧炊き」である。むらなく煮て、繊維を柔らかくする。

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匠の技と心
染織喜如嘉の芭蕉布(喜如嘉の芭蕉布保存会)
苧挽き(ウービキ)
炊き上がった皮を裂いて細い紐状にする苧挽き。一本の紐を2〜3本に縦裂きし、不純物を取り除いたあと、「エービ」と呼ばれる竹バサミで、中間から先の方にしごく。
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匠の技と心染織喜如嘉の芭蕉布(喜如嘉の芭蕉布保存会) 苧挽き(ウービキ)
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匠の技と心染織喜如嘉の芭蕉布(喜如嘉の芭蕉布保存会) 苧挽き(ウービキ)
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匠の技と心染織喜如嘉の芭蕉布(喜如嘉の芭蕉布保存会)
苧績み(ウーウミ/糸つむぎ)
苧挽きした紐から糸を紡ぐ「苧積み」。苧挽きした細い紐を爪先で筋にそって裂き糸を紡ぐ。できた糸の太さによって、経糸と緯糸に分け別々の駕籠に入れて区別しておく。芭蕉布の製作工程では、もっとも時間を使い、熟練を必要とする仕事である。

動画
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匠の技と心染織喜如嘉の芭蕉布(喜如嘉の芭蕉布保存会)
撚り掛け・整経(せいけい)
毛羽立ちを防ぎ、糸を丈夫にするために、紡いだ糸を均一な強さでねじる撚り掛けを行う。その後、一反に必要な経糸を取り出し、糸の太さや長さを揃える整経を行う。
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匠の技と心染織喜如嘉の芭蕉布(喜如嘉の芭蕉布保存会) 撚り掛け・整経(せいけい)
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匠の技と心染織喜如嘉の芭蕉布(喜如嘉の芭蕉布保存会) 撚り掛け・整経(せいけい)
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匠の技と心染織喜如嘉の芭蕉布(喜如嘉の芭蕉布保存会)
藍染め
芭蕉布は、琉球藍かテーチという茶褐色の染料で染める。藍染めは、芭蕉の糸を水で湿らせて乾かし、八分乾きになったら染料に浸して、陰干しする。芭蕉の糸は弱いため、ゆっくりと動かし、まんべんなく染料を行き渡らせる。

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匠の技と心染織喜如嘉の芭蕉布(喜如嘉の芭蕉布保存会)
テーチ染め
テーチ染めは、テーチ(車輪梅)の木を煎じた液に糸を浸して、茶褐色に染める。染料に浸した後、蒸し器で蒸して色を定着させ、これを40〜50回繰り返す。

動画
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匠の技と心
染織喜如嘉の芭蕉布(喜如嘉の芭蕉布保存会)
織り
芭蕉の糸は繊維が弱く、乾燥させると切れやすいため、霧吹きをし、水分を与えながら織る。織り上がった反物は、ユナジという米を発酵させた液体に浸し、柔らかく仕上げる。
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匠の技と心染織喜如嘉の芭蕉布(喜如嘉の芭蕉布保存会) 織り
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匠の技と心染織喜如嘉の芭蕉布(喜如嘉の芭蕉布保存会) 織り
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匠の技と心染織喜如嘉の芭蕉布(喜如嘉の芭蕉布保存会)
作品
芭蕉布で織った着物。薄く軽い芭蕉布は、湿気を逃しやすく、さっぱりとした着心地で、沖縄の気候風土によって育まれた衣料だった。文様は十字や格子、井桁などシンプルなものが多い。

動画
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染織喜如嘉の芭蕉布(喜如嘉の芭蕉布保存会)
コメント
「私には芭蕉布以外何もない」と平良敏子さんはいう。芭蕉布は正直な織物で、作った人の性格がそのまま織物に映し出されるという。
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匠の技と心染織喜如嘉の芭蕉布(喜如嘉の芭蕉布保存会) コメント
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匠の技と心染織喜如嘉の芭蕉布(喜如嘉の芭蕉布保存会) コメント
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染織喜如嘉の芭蕉布(喜如嘉の芭蕉布保存会)
芭蕉布を着て踊る女性
琉球の踊り、琉舞を舞う三人の女性達。身には芭蕉布をまとっている。沖縄では、着物は単に身体を保護したり、飾るだけのものではないといわれる。その昔、着物は身体に宿る魂を包むものであった。
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匠の技と心染織喜如嘉の芭蕉布(喜如嘉の芭蕉布保存会) 芭蕉布を着て踊る女性
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匠の技と心染織喜如嘉の芭蕉布(喜如嘉の芭蕉布保存会)
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