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匠の技と心手漉和紙石州半紙(石州半紙技術者会)
石州半紙技術者会紹介
石州半紙は島根県那賀郡三隅町で漉かれており、紙の腰の強さ、やや黒いが光沢のある紙肌などの特色を持つ。その紙漉きの技術を守り、伝えているのが石州半紙技術者会である。

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匠の技と心手漉和紙石州半紙(石州半紙技術者会)
芽カキ
芽カキとは、原材料である楮(こうぞ)の葉を刈り取る作業。枝と枝がこすりあってつく幹の傷が、繊維の節となりきれいな紙が漉けなくなってしまうのを防ぐ。葉が生い茂る夏場に行われる。

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匠の技と心手漉和紙石州半紙(石州半紙技術者会)
楮刈り
冬になると楮の刈り入れが行われ一年分の紙の原料が貯えられる。切り口に日が当たるように刈り取り、根が腐らないようにする。将来のことを考え、一本の根も絶やさぬように気を配るのである。

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匠の技と心手漉和紙石州半紙(石州半紙技術者会)
楮蒸し
刈り取られた楮は山間の作業場に運ばれ、大きなセイロで蒸される。辺りにはイモをふかしたような香ばしい湯気が立ちのぼる。

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匠の技と心手漉和紙石州半紙(石州半紙技術者会)
皮剥ぎ
楮をセイロから取り出すと、ただちに表皮をはぎ取る作業に取りかかる。まだ熱い楮に冷水を振りかけると、表皮が収縮して中心の木質部からはがれやすくなる。表皮をはいだものを黒皮という。

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匠の技と心手漉和紙石州半紙(石州半紙技術者会)
なぜ皮作業
黒皮を包丁で削ぐときに白皮だけにせず、緑色の甘皮を残すなぜ皮にする。この甘皮が、繊維が絡み合ったときにできるすき間を埋めて繊維を抜けなくなる働きを持たせる。石州半紙の特徴である光沢があり丈夫な紙になる。

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匠の技と心手漉和紙石州半紙(石州半紙技術者会)
川晒し(かわさらし)
なぜ皮を清流の中で洗うと、皮に付着していた不純物が水に溶けて流れ去る。この作業には、チリひとつない清らかな川の水が必要となる。

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匠の技と心手漉和紙石州半紙(石州半紙技術者会)
煮熟(しゃじゅく)
ソーダ灰などのアルカリ性の溶液でなぜ皮を煮て、その中の不純物を流し去り、純粋な繊維だけをとり出す作業。なぜ皮の繊維は強靭な安定した物質でアルカリ性には抵抗力があるので、不純物のみが薬品の作用で溶け出す。

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匠の技と心手漉和紙石州半紙(石州半紙技術者会)
チリ取り
傷痕や芽跡や付着したチリを指先でていねいに取り除く。目にはっきり見えるチリばかりでなく、紙になったときに表われてくる傷痕にも注意をはらって取り除く。根気のいる作業である。

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匠の技と心手漉和紙石州半紙(石州半紙技術者会)
叩解(こうかい)
楮の皮を樫など堅い木の棒で叩き、束の状態になっている繊維を一本一本に解きほぐす。ただ無闇やたらに叩くのではなく、人間の微妙な手加減によって、紙料にバラツキを作らないことが大切である。
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匠の技と心手漉和紙石州半紙(石州半紙技術者会) 叩解(こうかい)
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匠の技と心手漉和紙石州半紙(石州半紙技術者会) 叩解(こうかい)
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動画
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匠の技と心
手漉和紙石州半紙(石州半紙技術者会)
紙漉き・ぬれ紙を紙床に移す
一本一本バラバラになって水の中に漂う繊維を絡めながら漉いていく。漉き上げたぬれ紙を重ねた層を紙床という。「水の動かし方は父より若い自分の方が優れているかと思うが、父の持つ長年の経験と勘にはまだついて行けない。」と技術者会代表・久保田保一氏の長男、彰氏は語る。
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匠の技と心手漉和紙石州半紙(石州半紙技術者会) 紙漉き・ぬれ紙を紙床に移す
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匠の技と心手漉和紙石州半紙(石州半紙技術者会) 紙漉き・ぬれ紙を紙床に移す
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匠の技と心手漉和紙石州半紙(石州半紙技術者会)
紙の選別
漉き上がった紙を一枚一枚丹念に吟味し、傷や出来具合などで選別していく。

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匠の技と心手漉和紙石州半紙(石州半紙技術者会)
完成品
石州半紙は強さや光沢のある平滑な紙肌、にじみにくい性質を持っているので、表具用紙・下張紙・書画用紙などに用いられる。

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匠の技と心手漉和紙石州半紙(石州半紙技術者会)
石州半紙の歴史
石州半紙の製紙法は平安時代には確立されており、その技は現代にまで綿々と受け継がれている。地元で採れる細くて長く、光沢がある石州楮と紙製作の製紙技術とが一体となり石州半紙を生み出してきた。

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匠の技と心手漉和紙石州半紙(石州半紙技術者会)
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